「ママのためのおはなしかい」で『夢売りふくろう』を語りました

「子育て支援・地域交流 in 藤沢」を掲げて誕生したNPO法人とことこさんの企画「ママのためのおはなしかい」に参加させていただきました。

 

 

 【企画概要】

9月6日㈪9:30~12:00

鵠沼橘市民の家 (神奈川県藤沢市)

対象:小学生から社会人の子どもがいるママ達

 

ハーブを配置し、アロマを焚いて、長く続くコロナ下、よりおつかれであろうママ達をいやそうとする気遣いに満ちた空間で、子育ての悩みを打ち明ける場を奪われたに等しい(特に思春期のお子さんを持つ)ママ達が、思いのたけを打ち明け、体験を語り合って、お互いを励まし合いました。

 

お茶する。ランチ会を開く。それはママ達にとって貴重な発露の場とも言えます。そんな場に集うことが難しくなって久しく、ママ達は自分のお子さんとの向き合い方にこれまで以上に悩んでおられるはず――。

 

そうした思いを丁寧に汲み取ろうとする主宰者の方の慈愛に満ちた今回の企画は、いつまでも浸っていたい心地よい時間を生みました。

 

 

僭越ながら、語りの場を頂戴したので、先日受賞の賞品として頂戴したばかりの久留島武彦氏の童話集「くるしまどうわ」より『夢売りふくろう』を朗読させていただきました。

 

夜明けに人が見た夢をつかまえて、そっと自分の巣へ運び、ひとつひとつ並べていくふくろうのおじさん。夢を求めてやってくる子ぎつねやお母さんうさぎのために、ふくろうは心をこめて、ぴったりの夢を渡してあげます。

 

夜の静けさを背景に、互いを思いやる心が温かく伝わるおはなし。ケガをしたおかあさんを心配する子ぎつねや、うなされる我が子を前に思い詰めるお母さんうさぎが登場するおはなしは、子育ての悩みを打ち明け合ったばかりのママ達の心にも届いたようでした。

 

 

今回の受賞にあたっては、童話や絵本の他、大分県の特産品の数々をたっぷりと詰め合わせたものを頂戴し、大変感激しました。

特選玖珠米や豊後牛は言うに及ばず、お菓子のおいしいこと! ! かいぞくかりんとうはさっそく注文したほどです。

 

 

当日の朗読は配信も検討中とのこと。玖珠町の担当の方へその旨打診したところ、

「問題ありません」

是非配信していただいて、久留島童話を広めていただければ」

という返答を頂戴することができました。

 

すぐに温かいお返事をくださった、玖珠町教育委員会社会教育課 社会教育班(久留島武彦顕彰全国語りべ大会事務局)さまに心から感謝です。

 

 

 

しんどい思いを抱えるのはもちろんママ達だけではありません。広い視野をもち、熱い想いで立ち上がったとことこさん。微力ながらわたしも応援させていただきます。

NPO法人とことこ

 

我慢を強いられ続ける日々。先の見えない不安にも駆られがちですが、自分にとって大切なこと、守り抜きたいものを忘れず、少しずつでも前に進みたいですね。

 

そう、おいしいものでも食べながら……

食べ始めたらとまりません。おすすめです♪ かいぞくかりんとう